小型カメラ・スパイカメラ・隠しカメラ専門店 スパイダーズX

赤外線撮影とは|見える赤外線と見えない赤外線(850nm・940nm)

用語解説
赤外線撮影とは|見える赤外線と見えない赤外線(850nm・940nm)
スパイダーズX 店長|最終更新 2026/10/12

「赤外線付き」と書かれた小型カメラは、カメラ自身が目に見えにくい光(赤外線)を出して、真っ暗な場所を照らして写すカメラです。照らせる範囲なら、光がまったく無い部屋でも人や物の形が分かります。

選ぶときに見てほしいのが「850nm」「940nm」といった赤外線の種類(波長)です。850nmは明るく遠くまで写せる代わりにライトがうっすら赤く光り、940nmはほとんど光が見えない代わりに写る範囲がやや暗く、短くなります。どちらが良い悪いではなく、使う場面で選び分けるものです。

赤外線で写る仕組み

人の目に見える光は、波長でいうとおよそ380〜780nm(ナノメートル)の範囲です。赤外線はそれより波長が長く、人の目にはほぼ見えません。ところが、カメラの中で光を受け取る部品(イメージセンサー)は、この赤外線にもある程度反応します。

850nm940nmうっすら赤く光る・遠くまで明るいほとんど見えない・距離は短め
暗い部屋で正面から見たときの、赤外線LEDの見え方のイメージ

そこで、本体の赤外線LEDで前を照らし、跳ね返ってきた赤外線をセンサーで受け取って映像にします。暗視補正が「その場にある弱い光を集める」機能なのに対して、赤外線は「自分で照らす」点が違います(暗視補正については「暗視補正とは」で詳しく書いています)。

赤外線で撮った映像は、ほとんどの機種で白黒になります。昼間はカラーで撮るために赤外線をさえぎるフィルターを使い、暗くなるとフィルターを外して赤外線モードに切り替える、という作りになっているためです。切り替えの瞬間に映像が一瞬白黒になったり、明るさが変わったりする機種もあります。

850nmと940nmの違い

850nm940nm
ライトの見え方暗い所で正面から見ると、うっすら赤く光って見えるほとんど見えない(強力なものはごくわずかに赤く見えることも)
写りの明るさ・距離センサーがよく反応するので、明るく遠くまで写りやすい同じ強さのライトなら、850nmより暗く・短くなりやすい
向いている場面屋外や広い場所を遠くまで見たいとき、ライトが見えても困らないとき寝室・子ども部屋など、赤い光が気になる室内

当店の商品でいうと、暗視スコープの録画双眼鏡型暗視スコープ GX-109は850nmで、遠くまで照らすことを優先しています。反対に、赤外線ライト GA-005は940nmで、LEDが赤く光らないタイプです。同じ940nmでも、照射距離の長い強力なGA-006は「うっすら赤くなる」と商品ページに書いています。ライトの強さによって見え方が少し変わる、ということです。

赤外線を内蔵した当店の小型カメラ本体は、940nm(見えにくいタイプ)を使っています。部屋に置いたときにレンズの周りが赤く光って目立つ、ということが起きにくい作りです。そのぶん照らせる距離は850nmより短めなので、広い場所を遠くまで写したいときは、別売りの赤外線ライトと組み合わせてください。

「何mまで写るか」の読み方

商品ページの「照射距離 約◯m」は、メーカーが示す目安です。当店の赤外線付き小型カメラでも、置時計型 C-501 は約10m、デジタルクロック型 GX-120 は約5m、ペンクリップ型 GX-115 は約3m、充電器型 A-621Σ は約2mと、機種によって大きく違います。

実際の写り方は、次のような条件で変わります。

  • 距離が倍になると、届く光はおよそ4分の1。照射距離いっぱいの所は「人がいるのが分かる」くらいの明るさだと考えてください。
  • 白い壁や家具はよく光を返し、黒い服や暗い床は返しにくいので、同じ距離でも写り方が変わります。
  • レンズのすぐ前に物があると、そこだけ真っ白になり、奥が暗く沈みます。カーテンの端や棚の縁がかからない位置に置きます。
  • 窓ガラス越しは苦手です。赤外線がガラスで跳ね返り、画面が白くぼやけます。外を撮りたいときは、ガラスにレンズを密着させるか、赤外線を切って街灯の明かりで撮る方法を試してください。

赤外線が出ているか確かめる方法

赤外線は目に見えないので、「ちゃんと点いているのか分からない」というご質問をいただきます。そのときは、スマートフォンのカメラ越しにライトを見てみてください。LEDが紫っぽく光って見えれば、赤外線は出ています。スマホの機種によっては背面カメラで見えにくいことがあるので、その場合はインカメラ(自撮り側)でも試してください。

強い赤外線ライトの光源をのぞき込むのは避けてください。目に見えなくても光は出ているので、点けたまま顔の近くに向けないようにしましょう。

赤外線付きの小型カメラ・ライト

この記事で紹介した商品

※スパイダーズXのカメラは、防犯対策や証拠保全、業務記録などを目的とした製品です。迷惑防止条例・性的姿態等撮影罪などに当たる撮影や、他人のプライバシーを侵害する使い方は固くお断りします。撮影した映像は、法令を守ってご自身の責任で管理してください。

暗視補正とは?赤外線との違いと、暗い場所で写る仕組み

用語解説
暗視補正とは?赤外線との違いと、暗い場所で写る仕組み
スパイダーズX 店長|最終更新 2026/10/12

商品ページで「暗視補正」という言葉をよく見かけると思います。お問い合わせでも「暗視補正があれば真っ暗でも写りますか?」というご質問をよくいただきます。

先に答えを書いてしまうと、暗視補正は「少しでも光がある暗さ」に強い機能で、真っ暗では写りません。真っ暗な場所で撮りたいなら、赤外線ライトが付いたモデルを選びます。このページでは、その違いを店長の撮り比べもまじえてご説明します。

暗視補正とは

暗視補正は、暗い場所でカメラが映像を明るく持ち上げる機能です。カメラの中の「光を受け取る部品(イメージセンサー)」の感度を上げたり、取り込んだ映像を明るく処理したりして、肉眼では見えにくい暗さでも人や物の形が分かるようにします。

ポイントは、その場にある光を使って写しているということです。夜の室内の常夜灯、カーテン越しの街灯、テレビの明かり。こうした弱い光があれば、暗視補正で見える映像になります。逆に、光がまったく無い場所では、どれだけ感度を上げても写すものがありません。

暗視補正のよいところ

  • 映像がカラーのまま残ります(服の色・車の色が分かる)
  • カメラから光を出さないので、ライトが光って気づかれる心配がない
  • 赤外線ライトを積まない分、本体を小さく、電池を長持ちにしやすい

暗視補正の弱いところ

  • 暗くなるほど映像がザラザラ(ノイズ)になり、細かい文字や顔は見えにくくなります
  • 動きの速いものはぶれやすくなります
  • 真っ暗(光がゼロ)では写りません

赤外線との違い

「暗いところで写る」機能にはもう一つ、赤外線(IR)があります。こちらはカメラ自身が、人の目には見えにくい赤外線の光を出して照らす仕組みです。光の無い場所でも、照らした範囲は写せます。

暗視補正赤外線
光源その場の弱い光を使うカメラが赤外線を出して照らす
真っ暗で写らない照らせる距離までは写る
映像の色カラー白黒になることが多い
気づかれやすさ光を出さないライトがうっすら赤く光る機種がある
向いている場面夜の室内、夕方の屋外、常夜灯のある部屋消灯後の部屋、夜間の車内・倉庫

赤外線の光が赤く見えるかどうかは、使っている赤外線の種類(波長)で変わります。詳しくは赤外線で暗さに強い小型カメラのページもご覧ください。(「赤外線撮影とは」もあわせてご覧ください)

どちらを選べばいいか

迷ったら、「撮りたい場所に、夜でも少し明かりが残っているか」で決めてください。

  • 常夜灯や街灯の光が入る → 暗視補正で足ります。色も残るので、あとで見返したときに分かりやすいです。
  • 消灯すると真っ暗になる、窓の無い部屋 → 赤外線付きを選んでください。
  • 昼も夜も1台で撮りたい → 暗視補正と赤外線の両方が付いたモデルがあります。

暗い場所で少しでもきれいに撮るコツ

  1. カメラを固定する。暗いとシャッターが遅くなり、手持ちだとぶれます。
  2. 光源を背にしない。街灯や窓が画面に入ると、その周りだけ白く飛んで他が暗くなります。
  3. レンズを拭く。指紋の曇りは、暗い場所ほど目立ちます。
  4. 本番前に同じ時間帯で試し撮りする。昼に確認しても、夜の写りは分かりません。

暗視補正付きの小型カメラ

暗視補正が付いた製品は、こちらにまとめています。

※スパイダーズXのカメラは、防犯対策や証拠保全、業務記録などを目的とした製品です。迷惑防止条例・性的姿態等撮影罪などに当たる撮影や、他人のプライバシーを侵害する使い方は固くお断りします。撮影した映像は、法令を守ってご自身の責任で管理してください。

小型カメラ・スパイカメラ・隠しカメラの違いとは

用語解説
小型カメラ・スパイカメラ・隠しカメラの違いとは
スパイダーズX 店長|最終更新 2026/10/12

「小型カメラ」「スパイカメラ」「隠しカメラ」。どれも同じようなカメラを指して使われますが、言葉の成り立ちは少しずつ違います。お店で毎日この言葉を使っている立場から、違いと選び方の入口をまとめました。

ひとことで言うと

呼び方何に注目した言葉か例
小型カメラ大きさ。手のひらに収まる録画機器全般基板ユニット、超小型のアクションカメラ、各種カモフラージュカメラ
スパイカメラ見た目。身の回りの物にそっくりで、カメラと気づかれにくいペン型、メガネ型、腕時計型、キーレス型
隠しカメラ置き方。物の中や陰に設置して使う置時計型、火災報知器型、充電器型、基板を箱に組み込んだもの

実際の製品は、たとえば「ペン型」なら小型カメラでもありスパイカメラでもある、というように重なっています。お店の中では、いちばん広い呼び方が「小型カメラ」だと考えていただくと分かりやすいと思います。

小型カメラとは

一昔前は、針の穴ほどのレンズで撮る「ピンホールカメラ」が小型カメラの代名詞でした。今はセンサーと記録部品が小さくなり、フルハイビジョンや4Kで撮れる製品も手のひらサイズに収まっています。

小さい分、電池の容量には限りがあります。そこで、動きが無いときは録画を止める「動体検知」や、容量がいっぱいになったら古い映像から上書きする「上書き録画」など、長く撮るための工夫が各社で違います。外見が似ていても中身の性能は別物なので、スペック表と注意書きをよく見て選んでください。

スパイカメラとは

スパイ映画に出てくるような、日用品にそっくりなカメラのことです。持ち歩いて使う「身につけるタイプ」が多く、胸ポケットのペン、かけているメガネ、手首の腕時計で、自分の目線に近い映像を残せます。

当社の製品で言えば、ペン型・メガネ型・腕時計型・キーレス型がこのグループです。会議や面談の記録、接客の記録など、自分がその場にいる場面で使われることが多いです。

隠しカメラとは

部屋や車の中に置いて使うタイプです。置時計、充電器、火災報知器のように、その場所にあっても不自然でない形をしています。留守中の防犯、ペットや家族の見守り、車上荒らしや商品の持ち去り対策など、自分がその場にいない時間の記録に向いています。

長時間撮ることが多いので、コンセントから給電できるか、上書き録画ができるか、暗い時間帯に写るか(暗視補正・赤外線)が選ぶときの大事な点になります。

選ぶときに最初に決めること

  1. 自分がその場にいるか、いないか。いるならスパイカメラ(身につける)、いないなら隠しカメラ(置く)。
  2. 何時間撮りたいか。1〜2時間の会議か、一晩中か。
  3. 暗い時間に撮るか。撮るなら暗視補正か赤外線付き。
  4. 映像をどこで見るか。パソコンで見るか、スマホで見たいか(Wi-Fi・スマホ連携)。

microSDカードについて

ほとんどの製品は、映像をmicroSDカードに記録します(本体にメモリを内蔵している製品もあります)。カードとの相性で録画が止まることがあるので、名の知れたメーカーのカードを使い、最初に本体でフォーマットしてからお使いください。当社で動作を確認したカードは推奨microSDカードにまとめています。

形から探す

※スパイダーズXのカメラは、防犯対策や証拠保全、業務記録などを目的とした製品です。迷惑防止条例・性的姿態等撮影罪などに当たる撮影や、他人のプライバシーを侵害する使い方は固くお断りします。撮影した映像は、法令を守ってご自身の責任で管理してください。